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大腸内視鏡検査【後編】食事制限から当日の流れまで実体験レポート

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大腸内視鏡検査 実体験レポート

こんな方に読んでほしい記事です。

  • 便潜血陽性と言われて、これから大腸内視鏡検査を受ける予定がある
  • 検査前の食事制限や当日の流れが不安
  • 実際に受けた人のリアルな体験談を知りたい

前回の記事では、健康診断で便潜血陽性となり、病院で大腸内視鏡検査を予約するまでの流れをお伝えしました。

▶ 前編はこちら:大腸内視鏡検査の予約から当日まで【前編】

今回はその後編です。検査2日前の食事制限から、当日の検査・退院までをリアルに紹介します。


検査2日前|食事制限スタート

大腸内視鏡検査の準備は、検査2日前から始まります。腸の中にカスが残らないよう、食べてはいけない食材のリストが病院から渡されます。

NGリストの食材

日本そば・ひじき・わかめ・もやし・えのき・こんにゃく・ごぼう・豆類・とうもろこし・葉野菜・切り干し大根・すいか・キウイ・いちご・ジャム・てんぷら・揚げもの

普段「体に良い」とされる食材が多いのが印象的です。食物繊維が豊富なもの・消化しにくいものがNGの理由のようです。

2日前の私のメニュー

食事 内容
朝食 蒸しパン・コーンスープ(粒なし)
昼食 きつねうどん
夕食 お粥・肉(野菜なし)

シンプルですが、NGリストを意識すると自然とこうなりました。


検査1日前|専用検査食+下剤スタート

クリアスルー

前日になると、食事制限がさらに厳しくなります。そして下剤も始まります。

大腸検査食を購入

病院が推奨していた専用食品をAmazonで購入しました。

キユーピー ジャネフ 大腸内視鏡専用検査食 クリアスルー3食セット(前日食)/1,437円

腸にカスが残らないよう特別に加工された食品で、味は意外においしいです。「これを1週間食べたら痩せそう」と思うくらい量が少なかったため、空腹対策として飲むゼリーを3個追加で購入しました。

前日のスケジュール

  • 昼食後・夕食後に下剤を服用
  • 下剤の影響があるため終日外出は控える
  • 実際にトイレへ行き始めたのは深夜0時を過ぎてからでした

前日に消化の良い食事をしっかり守ったおかげか、思ったよりスムーズでした。


検査当日|入院から検査・退院まで

当日の持ち物チェックリスト

当日は日帰り入院です。8時半に病院へ。私が持参したものは以下のとおりです。同じく検査を控えている方は参考にしてください。

  • お茶を入れた水筒
  • 室内履き
  • 替えのパンツ(念のため)
  • 現金(保証金として5万円。金額は病院によって異なります)
  • 保険証・診察券

受付では保証金として現金5万円を預けました。パジャマのレンタル代は400円で、後日別業者から請求されるとのことでした。

大部屋の病室でパジャマに着替えると、小学生以来の入院に不思議な感覚が。父が今の私と同じ年頃に闘病入院していたことを思い出し、しみじみとした気持ちになりました。

点滴がスタート

感傷に浸る間もなく、すぐに点滴が始まりました。これも小学生以来です。

なぜ大腸内視鏡検査で点滴が必要なのか、気になったので調べてみました。


💉 大腸内視鏡検査で点滴を行う4つの理由

① 鎮静剤・鎮痛剤の投与ルートを確保するため 検査の苦痛を和らげる眠くなる薬(鎮静剤)や痛み止め(鎮痛剤)を、血管に直接投与します。数秒〜数十秒で効果が現れるため、あらかじめルートを確保しておくことが重要です。

② 脱水症状を防ぎ、血圧を安定させるため 前日から強力な下剤を飲んで腸を空にする過程で、体内の水分が失われます。点滴で水分・電解質を補給し、検査中のふらつきや血圧低下を防ぎます。

③ 万が一の緊急対応のため 血圧低下やアレルギー反応が起きた場合でも、点滴ルートが確保されていれば即座に対処できます。安全のための"保険"です。

④ 腸の動きを一時的に止めるため 精度の高い検査やポリープ切除には、腸が動かない状態が理想です。点滴から腸の動きを抑える薬を投与することで、医師が細部まで観察しやすくなります。


腸管洗浄剤(モビプレップ)を飲む

点滴2本目を打ちながら、腸管洗浄剤(モビプレップ)を飲み始めます。約1〜2リットルの液剤を1〜2時間かけて飲み、便が透明になるまで排便を繰り返す工程です。

味は梅ジュースを薄くしたような感じで、まずくはありませんでした。空腹だったので、むしろありがたいくらいでした。

排便の判定(正直レポート)

大部屋にはトイレが1つしかなく、他の患者さんと鉢合わせしないか少し心配でしたが、無事クリアできました。

排便のたびに看護師さんをナースコールで呼び、タブレットで写真を撮って3段階(星の数)で自動判定します。看護師さんの献身的な対応には本当に頭が下がります。

回数 状態 判定
1回目 ほぼ液体・少し固形物・茶色 ★☆☆ 不合格
2回目 すべて液体・茶色 ★☆☆ 不合格
3回目 薄い黄色に変化(ペーパーが浮いて判定しづらい) ★☆☆ 不合格
4回目 薄い黄色・透明感あり ★★★ 合格!
5〜7回目 無色透明の水

4回目でついに合格。看護師さんと思わず笑顔になりました。

5〜7回目は無色透明の水が出るばかり。「お尻からおしっこをしている感覚」という、なんとも不思議な体験でした。この瞬間、腸の中は生まれてから一番きれいな状態だと思いました。

いよいよ検査本番

15時ごろ、大腸内視鏡検査がスタート。お尻に切れ込みが入った専用パンツに履き替え、検査室へ向かいます。スタッフは4人ほどで、みなさん優しく声をかけてくれました。

点滴から鎮静剤を投与されると、数十秒でふわっとした感覚に。「すぐ効果が出るんですね……」と言いかけたところで意識が遠のきました。

気づいたときには処置は終盤。モニターに自分の腸内が映っていましたが、痛みは全くなく、あっという間に終わりました。

5〜6mmのポリープが見つかり、その場で切除。詳しい結果は後日の診察で確認しますが、現時点では悪性の所見はないとのことで、ひとまず安心しました。

今回ポリープが見つかったのは不安でしたが、裏を返せば検査を受けたから発見できたということです。もし受診を先延ばしにしていたら、気づかないまま大きくなっていたかもしれません。健診で引っかかったことで早期に対処できたと、今は前向きに捉えています。

退院

検査後は車椅子で病室に戻り、夕飯の流動食を食べてその日のうちに退院しました。


費用について

項目 金額
実際の費用 39,244円
事前の想定 約25,000円

想定より約1.4万円ほど高くなりました。ポリープの切除があったことが主な要因のようです。ポリープ切除がなければ、3割負担で2万円台が一般的な目安のようです。

退院後3日間は、お粥などの消化に良いものを食べ、刺激物を避けるよう指導を受けました。これもポリープ切除があったためです。


まとめ

大腸内視鏡検査は「お尻からカメラを入れる」ということで不安を感じていましたが、鎮静剤のおかげでいつの間にか終わっていたので、思っていたほど怖くはありませんでした。

むしろ大変だったのは、2日前からの食事制限と、当日の腸管洗浄(排便)です。ここをきちんとやり切ることが、検査の精度に直結します。私は洗腸評価「」をいただけたので、食事制限を指示通りに守った甲斐がありました。

便潜血陽性と言われて不安な方も多いと思いますが、検査自体はそれほど辛くありません。早期発見・早期対処のためにも、勇気を出して受診することをおすすめします。